食堂
2019年 10月 15日
学校や大学の学食、そして会社の社食、施設に付属している、その施設の利用者や関係者向けの食堂は全国にたくさんあるだろう。性質上、外部の人間は使えないという食堂も多いだろうが、一般開放されている社員食堂も多い。ちなみに私の大学の学食も基本的には一般開放されていて、よく近所の方々や会社員の方々が食事をしているのを見かける。まあ美味しいかどうかは人それぞれだろうが、ファストフードと同じくらいの金額である程度の食事ができると考えれば、大学の学食も悪くない。
学食や社員食堂といえば、トレーを持ち、カウンターで食券を出すかオーダーを言うなどして食べ物を受け取る。食事スペースにはフードコートのように長い机といすが並んでいて、隅の方には割りばし置き場と給水機がある。だいたい500円くらいの定食が2種類くらいあって、どちらも日替わりで内容が変わる。まあだいたいの食堂はこのような感じだろう。もちろん社員食堂らしくない社員食堂や学食らしくない学食のようなものもあるのだろうが、それではかえって雰囲気を損なってしまっているような気もする気がする。”らしくない”ような特徴的な食堂は、まあたまに行くのであれば良いのかもしれないが、毎日行く人からすれば諄いのではないだろうか。利用者の立場になってみないとわからないが。
先日、機会あって、とある企業の社員食堂を利用する機会があった。社員食堂はメニューや利用者からその会社の雰囲気が垣間見れるから面白い。そんな社員食堂といえば、昔に長崎の農協関連の社員食堂を利用したことがある。雨のなか、出島のあたりを歩いていて、昼ご飯を食べられる場所を探していた。そこでふと目に入ってきたのが「一般の方もご自由に」の文字。平日だったのだろう、ちょうどお昼時で入ってみると券売機の前には社員さんがたくさん並んでいた。何を頼んだか全く覚えていないが、たぶん何かしらの定食を頼んだのだろう。さすが農協関連の施設とあって、とても美味しかったことだけは覚えている。全国の農協ネットワークを生かしてだろう、全国から選りすぐりの食材が取寄せられていると書かれていた。一般開放されているとはいえ、周りを見回してもほぼ全員が社員であった。”一般人”は当時小学生の私と親の親子だったのだが、とても温かい感じで”一般人”を迎え入れてくれる雰囲気であった。適当にネットで検索してみた限り、まだ一般開放されているらしい。もし機会があればぜひ利用されることをオススメする。
学食や社員食堂、小さな規模の割にメニューがとても多いから驚かされる。私は平日の昼ご飯をほぼ毎日同じ学食で食べているし、時には土曜日の昼や平日の夜にも学食を使っている。定食であれば一汁三菜とまではいかないものの、ある程度の品数でバランスが取れたものを食べることができるから有難い。一般的に、味は賛否両論分かれているようだが、学食の安定感は代えが利かない部分がある。
by Agotetsu
| 2019-10-15 23:34
| 随筆っぽいもの